新1年生

場面緘黙の支援をするには? 通常級・通級・特別支援学級 実際に選んだ方法 

どうも まめすけの父ちゃんです^^

父ちゃん

来年は小学校かぁ!
小学校になると担任もクラスも毎年変わるし、
クラスの人数も多くなるし…

担任の先生が
1人1人の児童を気にかけるのは
無理があるよなぁ

まめすけの不安が強くならないかなぁ…
どういう支援があるんだろう…

こう小学校入学は一つ人生の岐路ですから
色々悩みました…


夫婦で考え、
保育園での成長の様子や
教育委員会にも相談した結果

まめすけは

小学校1年生は
情緒学級からスタート

することになりました

そういう悩みに対して
私たちが行った取り組み↓

この記事で伝えたいこと
  • 住んでいる地域の学校の情報を
    確認しましょう
  • 普通・通級・情緒学級の
    申請方法は
  • 小学校の見学について
  • まめすけが申請した学級は

を書いていきたいと思います。

それでは↓

場面緘黙の支援は
小学校入学の1年前から準備をしよう

住んでいる地域の小学校の情報を得る

まめすけが保育園の年長クラスに進級してすぐ
翌年の小学校入学にむけて


『いま、何かできることはないか』

と思い
市町村役場の教育委員会に相談へ行きました。

これまでのまめすけの成長や現状の様子を聞いてもらったあとに
分かったことですが、
まめすけが住んでいる町の小学校は2つあるのですが、

1つの小学校には

普通学級、通級、
情緒知的


もう1つの小学校には

普通学級、通級、
情緒学級、情緒知的

のクラスの設置があると情報を得ました。

この時は幸い情緒学級もある校区に住んでいたので
この選択肢が広い同じ校区で住み続けることを決意…
というのも、5人家族でアパート暮らしも狭くなってきて
一戸建ての新居探しをしていましたが
校区内で探すのが第一条件となりました(^^♪

通常級
呼び方…普通級・一般級 など
標準人数…40名(小1のみ35名)
授業進度…カリキュラムに併せている
その他…個別の指導が必要な場合は通級指導教室を利用することができる

通級指導教室(通級)
通常の学級に在籍しながら、その子の障害特性に合った個別の指導を受けるための教室。
週に何時間か通う。
在籍校に通級指導教室がない場合は近隣校の「他校通級」を利用する。

特別支援学級
呼び方…「支援級」「なかよし学級」 呼び方は様々
標準人数…8名
授業進度…「個別の指導計画」に基づいた支援、指導を受ける
その他…適応状況や集団活動の参加の必要性にあわせて、通常級に移動して活動する交流級を利用することができる

交流級
特別支援級に在籍しながら、ホームルームや給食の時間に通常級に移動して活動する。特別活動に限らず、得意な科目や音楽や体育などの授業も、相談の上交流級で受けることができる。

引用元:図表でわかる!】発達障害 × 通常級・通級・特別支援学級・交流級 | ちがいは?選び方は?解説します!

コミュニケーションを学ぶ!自閉症・情緒障害特別支援学級

発達障害・自閉症スペクトラム・場面緘黙症などの障害をもつ児童は自閉症・情緒障害特別支援学級を選択することも可能です。 情緒障害とは 感情の起伏が激しい、情緒の表れ方が偏っている、感情の表現が激しいなどの症状が、本人の意志では抑制できない状態であり、コミュニケーションがとりづらい障害です。
特別支援学級では、通常級では学びにくい子が、楽しい雰囲気の中で対人関係の形成や日常生活においてのルールなどを学んでいきます。


引用元:特別支援学級の種類は7つ!就学に知りたい知的級・情緒級の違いなど

申請方法は

そして通級や情緒学級を希望する場合は
1月には申請用紙を保育園を通して
教育委員会に提出しなくてはいけないということでした。

学校見学までの流れ

教育委員会の方より
『ぜひ目で見て普通学級、通級、情緒学級をみて決めてください』と
この申請を出す前に両親だけ、
もしくはまめすけも一緒の学校見学も勧められました。

そして6月に市町村主催の学習支援相談会というのがあるので
そこでも相談する事を勧められました。

発達障害や知的、身体障害など
通常の学習に不安がある
子供の保護者向けの相談会です。

相談を受けるには事前に
保育園を通してアンケートと予約が必要で

アンケートの内容は
子供の症状や診断名、通院病院、
保育園での過ごし方でした。

住んでいる地域の学校の情報は

  • 年長クラスまたは小学校入学前年に申し込みがある
  • 5~7月に教育相談・就学説明会が開催されるので参加
  • 申込用紙は保育園からもらったり、電話で役所へ確認

その相談会ではまめすけの現状を伝える程度で
特にアドバイスなどもありませんでしたが
相談会に来たという爪痕を残せたかな。と思いました。

ちなみに学級を決めると1年単位でしか変更できません。
親としてはできることなら普通学級へ
入学させたいな
と思いがありました

まめすけは僕たち夫婦からみても話せない以外は
保育園生活では友達トラブルもなく
先生の指示にも従うので、
小学校に入学しても国語の音読や音楽の時間に
配慮していただければ普通学級か通級でも可能じゃないかと考えていました。

現に場面緘黙児は普通学級でも通級でも情緒学級でも
どちらでも対応できるとされていて(以前聞きに行った高木先生の講演会より)
通級で学習支援計画を作ってもらって
学校内で困っていることの対策案を
保護者と面談して解決していくことが重要。

とあったのでまめすけも通級にして
週に3.4時間、支援やフォローをうければどうにかなる?!
と思っていました。

またその時は『情緒学級』という言葉で
落ち着かない子どもが
多いのかなという先入観を持っていました(-_-;)。

実際に学校見学へ

僕たち夫婦ままず教育委員会の方に連携して頂き
学校コーディネーターさん案内のもと
平日に夫婦2人だけで学校見学へ行きました。

普通学級→情緒学級→通級教室と案内して頂いたんですが、

情緒学級を
見学した感想は

  • 普通学級を半分くらいにした
    大きさの教室
  • 子どもが5人くらいで
    学年ごとで分かれていた
  • 少人数で先生が授業してくれて
  • 目が届いて
    配慮してくれて楽しそう
  • 安心感がありそう
  • なんだか離島の島の教室みたい

落ち着いていなそうというのは先入観でした、すいません(-_-;)
場面緘黙の子にとって、
情緒学級はとても安心できる環境で勉強できると感じました

通級学級を
見学した感想は

  • 少人数で週末過ごした感想を発表
  • トランポリンをして
    体を動かしたり
  • 息抜きタイムで
    マンガを読んでいい時間もある

個性に合わせる印象をうけて
通級学級も好印象でした。

 そしてその翌月に
まめすけの気持ちも知りたかったので
保育園を休んで一緒に見学に行きました。
前回の見学の時と同じ感じで案内して頂いたんですが

まめすけは小学校の環境で緊張してしまい
あまり普通学級、通級、情緒学級のどちらに行きたいとは言わず、
怖い。!!行きたくない!!と、反応でした。。

まめすけが申請したクラスは

そして夫婦で話し合いを何度もして
考えて考えてまめすけの成長をみて期待を込めて


何か普通学級できつくなった時の保険をかけて


『通級学級』へ申請を出しました。

でもすぐに教育委員会の担当の方から電話が入り
『申請の件で相談があります』との事で
保育園に行く事になりました。

この時は母ちゃんが連絡を取り合っていましたが
『まめすけの大丈夫な決定をする話だから
私だけが聞くだけでなく父ちゃんも仕事を調整して一緒に同席してほしい』

と言われ話し合いに夫婦で行きました。

アイコン名を入力

仕事を休みもらってまで…
何かしてしまったのかな…

ん!?
どういう目的の呼び出し!?

と話を聞くまでは訳が分からずでした

教育委員会の方からの説明では

まめすけが通う小学校では
通級教室に通う支援の対象の子どもが多い為に
現状では週に1回1時間しか通級教室に通えず(;´Д`)

まめすけが通級に決定した時に
普段普通学級で苦しくなった時に
週1回の1時間の通級教室では
フォローが足りなくなるかもしれない。

また、もし情緒学級なら協力学級の普通級に
行ける時間はどんどん入れるので
情緒学級の方が保険としては手厚いし、

もし行きしぶりをした時も
普通学級の先生は25名を1人で対応するが
情緒学級なら全体で6人くらいなので
行きしぶりした時も対応しやすいというメリット
があるので1年生は情緒学級がいいのではないか??




という内容でした。

僕はこの話を聞いて
まめすけの為なら情緒学級がいいのでは!


とすぐ思ったんですが

母ちゃんは
『あんなに沢山、悩んで悩んで考えて意を決して通級と決断したのに
1時間話しただけでハイ。情緒にします。と言うのがなんか悔しい
でもまめすけのためには情緒学級かな。。』と葛藤していました。

まめすけの小学校最初の大事な1年を決める大きな決断です。

僕たち夫婦は、一度話を持ち帰り

まめすけは普通学級の1クラス30人程度と考えたときに
クラスの人数が多くて不安になったり
担任の先生も1人1人を気にかけるのも難しいのでは…
何か不安が強くなった時に個人的な相談はやりにくいかも


ということで

  • まめすけに目を対応を配りやすい環境
  • 応援学級の普通学級に行ける分は限りなく行ける環境
  • 登校行きしぶりに対応できる環境

を考慮した結果
まめすけは

情緒学級で申請

結果、1年生は情緒学級でスタートすることになりました。

まとめ

ここでは小学校の支援に向けての取り組みを書いていきました^^
通う予定の小学校にどういう学級が設置されているか確認したり、


見学に行ったり
申請をする手続きなど
仕事をしながらだと
時間がかかりました



しかし、時間をかけてでも


通級や情緒学級があるかの確認
そして小学校の見学


はぜひ行ってみてください♪

本日は読んでくれて
ありがとうございました
また、興味ありましたら
他の記事もチェック
よろしくお願いします^^

ABOUT ME
まめすけの父ちゃん
まめすけの父ちゃん
沖縄の病院でリハビリ職として勤務。2020年4月から小学1年生になる長男が場面緘黙。息子が3歳の頃は情報が少なく不安でした。同じ悩みを抱えている方々へ少しでも役に立つ情報が発信できたらと思いブログを始めました。場面緘黙の認知が広まり息子が過ごしやすい環境作りを目指します。今までの家庭や保育園での取り組み、まめすけの日常や成長過程をTwitter発信しています。    下からフォローよろしくお願いします^^