場面緘黙

場面緘黙症のまめすけ。特別支援クラスに入学してからの様子は…。

父ちゃん

来年小学生になるけど特別支援クラスっていうのがあるみたい。うちの子普通クラスで見てもらうの不安だけど、特別支援クラスに入学したらどう過ごすんだろう?

これは僕ら夫婦が去年抱えていた悩みです。

この記事で伝えたいこと
  • 実際息子まめすけが特別支援クラスに入学して2カ月、学校での様子を書いていきます。

それでは↓

悩みに悩んだ結果、特別支援クラスへ入学

保育園年長での成長スピードを考慮して通級を選んでいた

母ちゃん

まめすけ保育園の年長クラスで少しずつ友達と話せるようになってきているしコミュニケーションも取れているから通級クラスで申請してみよう

夫婦で話し合った結果、通級クラスへの入学を希望しましたがこれまでの経過を相談していた教育委員会の方から呼び出しがあり、

教育委員会

通級は週に1回1時間程度しかありません。まめすけくんの気持ちがパンクしないよう駆け込み寺のようなイメージで特別支援クラスを選ぶのを勧めます。特にまめすけくんが普通クラスでの授業が大丈夫そうであれば普通クラスで授業を受けることも可能です。通級希望で万が一クラスになじめず行き渋りが起きても対応に困ります。

…そう言われると特別支援クラス一択になりますよね~(;´Д`)。あの時言いましたよね~なんて言われても言い返せませんから…

まぁそんな感じの経緯があってまめすけは学校生活を特別支援クラスでスタートしました。

詳しくは別記事で書いていますのでこちらから↓

場面緘黙の支援をするには? 通常級・通級・特別支援学級 実際に選んだ方法 ここでは場面緘黙症を持つまめすけが小学校入学時に向けて学校見学や就学説明会など情緒学級を選ぶまでの過程を紹介しています。...

普通クラスと特別支援クラスで対応の違いはある?

父ちゃん

どちらの先生も場面緘黙症を気にかけて対応してくれているけど、クラスの人数の問題なのか支援の少人数クラスの方が言葉は出ているみたい。

実際に学校生活が始まって2か月が経ちました。
国語と算数の時間は特別支援クラスへ移動して授業。
それ以外の体育や音楽、道徳や生活、書写の授業は普通クラスで授業。
朝の会や帰りの会も普通クラスで対応中。

支援のクラスは他の対象の子もいるので、色々ゲームをしたり気分転換を図りながら授業を進めている様子。ただ少人数クラスなので授業が進むスピードが普通クラスより早くて、あまり離れないように繰り返しの復習プリントなどを活用して進めているそう。

大勢の中で発言を求められても答えられないけど…

これに関しては場面緘黙症のことを伝えてあるので喋ってもらうようなシチュエーションは作っていないようです。黒板に書いた問題を頷きで答えれるような問いかけで対応してくれているみたいです。緘動の症状は出ておらず、頷きだけでもコミュニケーションが取れているのでよかったなと思います。

30人対5人

普通クラスは30人の生徒に対して、支援のクラスは5人で少人数のため先生が目配りしやすいし、その分距離も近いのかまめすけは色々喋っている様子です(笑)。

支援の先生

“連休中にクレーンゲームを作ったと僕に言っていました。”“今日は警察官になりたいと初めて夢を聞くことが出来ました”

とお便り帳に記載があり大人に対しても話が出来ていることにビックリ。

保育園では担任の先生3年間同じだったのに全く喋れていなかったので、小学校入学2か月でここまで喋れているのはよかったなと思いますし、特別支援クラスを選んでよかったなと思います。

先生の目配りも多い特別支援クラスでゆっくり授業をしてまずは学校生活に慣れてきている。特別支援クラスを選んでよかった

登校に付き添い

小学校入学時の一番の課題だったのが“登校”。現在はどうなったかというと徐々に距離を伸ばして登校路の半分程度の距離までの付き添いで後は1人で行けるようになってきました。

だいたい家から学校までの距離が1.2㎞あるのですが徒歩で登校しており約15分。

初めは一緒に教室の前まで一緒に行き、まめすけが伝えてほしいことを先生に伝えて

その次はクラスの靴箱でバイバイ。その次は正門。で、そこから100m、200m、500m、700mと伸ばしていったところで夏休みに入りました。できれば夏休み前に一度でも自宅から1人で行けたらなと思っていましたが、無理やり

父ちゃん

頑張って行っておいで~

と行かすのは次につながらないなと感じたので、そこはまめすけの気持ちに合わせながら徐々に距離を伸ばしていきました。

トイレが心配

まめすけが登校時に気にしていたのがトイレと給食です。

まずトイレに関しては自宅から出発前に行くようにしているのですが、TVを見ていたり遊びに夢中になって出発直前にトイレの確認をすると“大丈夫出ないから、…ほんとはトイレ行きたいのに…”と。そのままトイレ行ってもスッキリできず登校。すると、

まめすけ

トイレがしたい…、勉強始まったら行ったらダメなんだよ…、絶対行けない…!!

と登校時に頭は心配モードへと突入。

朝のトイレの確認は大事です。

先生に給食のあれが食べれないって言って

次は給食です。学校って1か月分の献立表がもらえますよね?。まめすけはそれを見て

まめすけ

ねぇ父ちゃん今日トマトって書いてあるけど何に入っているのかな?食べれなかったらどうしよう。先生に言って~!!

と給食苦手なものが出たときに、“残さず食べてください”の先生の言葉を真面目にとらえて自分で苦手ということが出来ないので困っているようです。

初めの頃は登校時に先生に直接話をしていましたが、徐々にお便り帳に書いてあるから大丈夫と話してみたり、あぁこれはスープに入っているけど食べれるはずよ~。と何気ない会話でスルーして対応。

細かい心配が気になると気になり続ける

お便り帳を利用し直接言う問題は回避

初めの頃は先生に直接目の前で行ってくれることで安心感を得てクラスに入っていきましたが、最近はお便り帳に書いてあるから大丈夫と伝えて“あれ言って、これも言って”の問題は少なくなってきました。同時に先生が場面緘黙症を理解してくれて安心出来る環境を作っていただいていると感じています。

まずは勉強や発言よりも〇〇を優先

今はまだ小学校1年生で学校に行き始めたばかり。登校も1人で出来ておらず、毎日

父ちゃん

今日はどこまで行けた?

母ちゃん

今日はあのコンビニでバイバイできたよ!

父ちゃん

おぉ!じゃあ明日は父ちゃんもあそこからバイバイできるよう頑張るさ

みたいな会話から朝のLINEがスタートするので、とりあえず楽しく学校に通うのを目標に当面はサポートしていこうと思います。

ポイント まずは学校楽しい!学校行きたい!と思える環境作りが優先。

まとめ 短かったが1学期を振り返って

学校に歩いての登校に不安があったが徐々に1人で行ける距離が伸びている。

先生方の理解があって普通クラス・支援クラスともに安心して行けている雰囲気。

まずは学校に行くという環境作りが優先。勉強はそのあと^^

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ABOUT ME
まめすけの父ちゃん
まめすけの父ちゃん
沖縄の病院でリハビリ職として勤務。2020年4月から小学1年生になる長男が場面緘黙。息子が3歳の頃は情報が少なく不安でした。同じ悩みを抱えている方々へ少しでも役に立つ情報が発信できたらと思いブログを始めました。場面緘黙の認知が広まり息子が過ごしやすい環境作りを目指します。今までの家庭や保育園での取り組み、まめすけの日常や成長過程をTwitter発信しています。    下からフォローよろしくお願いします^^